フルフリではちょっと変わった仕事のやりかたをしています。
私たちの仕事風景を少し紹介します。
オーガニックコスメの開発&製造について
これまで自社製品や、他から依頼された化粧品をいろいろ開発してきましたが、植物素材の力を活かして極力シンプルな処方を心がけています。
配合する原料が少ない、シンプルな調合にしたければ、自ずと素材の力に頼ることになりますので、力のある良い素材選びが大切です。
開発に当たっては、その製品にあった最適なメーカーを選択した上で、農家、原料メーカーや製造工場などの専門家と話し合い、みんなの知恵をあわせて試作をします。
企画段階ではアイデアは出すけれども、最後はその道の専門家の意見や技術を信じて任せ、自社では製造をしない、というのがフルフリのこだわり。
お取引先からは、
「ウチの原料のいい所を引き出してもらえる処方で、
やりたいようにやらせてくれるから嬉しい」
「フルフリさんの仕事は他とちょっと変わっていて面倒だけど、
良い物だし、工夫のしがいがあって楽しいものづくりができる」
等と言っていただけるのでうれしいです。
開発した製品は、最後に必ず常連のお客さまや、コスメ専門家の声を聞いて処方の改善をします。開発に関わるみなが、製品を良くするにはどうしたらいいか、一生懸命考えてくれるので、本当にありがたいことです。
化粧品開発にかかわるコストについて。
★開発代行:フルフリにアドバイスをして、開発してもらうスタイル
共同開発者として、あなたの理想のコスメを提案してください。
それを実現できるように頑張ります。今までにないものを一緒に作り上げ、世に出しましょう。
費用負担:原則0円
商品の権利:フルフリに帰属します。
いいところ:リスクが低い。
共同開発者として非常に有利な条件での仕入が可能です。
支給いただいたオリジナルラベルや容器での製造も可能(条件アリ)。
悪いところ:
フルフリが主体での開発・製造になりますので、(なるべくすり合わせはしますが)意見が合わなかった場合でも、どちらかと言うとフルフリ側の都合が優先されます。
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お客さまには商品アイデア、ノウハウを提供いただき、アドバイザーとしてフルフリの商品開発のお手伝いをしていただきます。
容器やデザイン、中身、価格などはフルフリ側で最終決定しますが、なるべくお客様の意思に沿った形にすり合わせをします。
表側のメインのラベルシールは、お客様オリジナルのデザインを貼り付けられます。その場合、シールはご支給ください。
(フルフリと同じデザインでの納品も可能です。)
裏側ラベルは、法律で定められた記述が書かれたものになりますが、
希望により共同開発社、アドバイザー、もしくは企画元のような表記で、お客様の名前や住所を記載できます。
ノウハウを提供いただいたお礼として、小ロットでのご提供が可能。
卸価格も5掛け程度で大丈夫です。
お客様には、お客様独自デザインのパッケージ代以外の費用はかかりません。
詳細は応相談です。
★化粧品開発コンサルタント:アドバイザーを雇うスタイル
フルフリがお客さまのアドバイザーとなって、化粧品開発の手助けをします。
フルフリには普通の化粧品メーカーにはない(もしくは提案してくれない)知恵と経験があります。ロットを小さくするコツ、添加物を減らすコツ、などなど。
費用負担:開発コスト+コンサルティング料(参考:4万円/月 x 3か月*)
商品の権利:お客様に帰属します
いいところ:自由度が高く、やり方次第では大きな利益を得られる
悪いところ:商品が売れなかった場合の在庫をかかえるリスク。商品に不備があった場合の回収リスク。
お客様の依頼にもとづき、フルフリがアドバイザーとなり商品開発のお手伝いをしますので、自由な商品設計が可能です。
開発コスト、製造費はすべてお客様がご負担します。
フルフリは、アドバイザーとして、週1回、2時間程度の打ち合わせやメールやSNSなどでのやり取りを行います。工場や原料メーカー、容器メーカーとの交渉も行います。
対価として月4万円程度をいただきます。
(日給1万円で、毎週1日出勤して働く従業員を雇ったとお考え下さい)
通常の商品(化粧水、美容オイル、石鹸など)の場合、3か月以内で開発は完了しますが、特殊な商品、条件の厳しい商品(成分にしばりが多い、独特なテクスチャーなど)の場合は、長い開発期間がかかる場合もあります。
*応相談
弊社オフィスについて
フルフリは全業務システムを厳重に2重化したサーバー上で管理しており、100%ペーパーレス。
製造、研究開発、在庫・出荷管理の他、経理や決済業務などもすべて外注しています。
したがってオフィスはいりません。以前は都心にオフィスを借りていましたが、経費削減のために2012年に思い切って退去してしまいました。
スタッフは全員在宅勤務です。
コロナ禍の10年前からリモートワークを推進してきました。
普段は各自の自宅、取引先の工場、畑の中、出張先のホテル、移動中の車内などで仕事をしていますが、原則週に1回、全体会議を行います。
障がい者雇用
フルフリでは商品の出荷作業を地元の障がい者の方々に依頼しています。
出荷作業は絶対に失敗の許されない、クリティカルな業務。お支払いしている報酬も、一般の物流業者に頼む場合の価格と同程度の水準です。
出荷ミスが発生しえない仕組みを就労支援施設の職員さんや利用者さんたちと共に考え、専用の出荷管理システムを開発しました。
結果としてミスの発生件数はほとんどなく、以前、プロの物流業者に依頼していた時よりも少ないくらいです。
障がいがあってもしくみさえ用意できれば 、そしてやる気さえあれば、高度な業務もお願いできるのだと言うことを実感しました。
また、障がい者就労施設とコラボした製品もこれまでいくつか開発してきました。